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去る時、迫る頃
橙色をしたマフラーを巻く季節に
一通の知らせが入る
それは自分が待ち望んだ知らせ
人生を賭して歩んできた道がようやく起点に着いたという知らせ
それと同時に、今の暮らしとの別れを指した。
甲子園という地で生まれ育つ中で
擦れて減った道路は埋まり、木造の遊具はカラフルなプラスチックへと移り行き、甲子園の球場はツタのドレスを脱いだ。
意味もわからなぬままひとつのボールを追いかけて育ち、恋を覚えた頃には寂れた砂浜に花火を向けて、春を望んだ。
大人になるにつれ
人の醜さと儚さを知り
転んでは立ち上がった
日々自分の弱さと向き合い
誰かに生かされている事実を受け入れて
感謝を忘れまいと唇を噛む
そう、僕はしばらくすると甲子園を去る
錆びた海と遠くに見る神戸の山
そこにかかる夕暮れ
僕が何者であっても甲子園の空だけは僕を受け入れてくれた
少し歩けば花の香りがするあの道も
泥に塗れて走った公園も
家族も友人も職場も
全てを残してそこを去る
自分が望んだ結果だろと言い聞かせても
肌に馴染む場所から離れることに侘しさは残る
でも大丈夫
誰にだって別れは来るし
誰にだって故郷がある
大丈夫、大丈夫。
これから先はどこに行ったって
僕を求めてくれる人が居る、そう信じている。
僕が遠くへ向かえば、誰かに近づく
希望を届けるために輝き続ける
そうやってこれからも歩み続けていこうと思う
25年間という時間を過ごしたこの地に別れを告げるために、僕は12/13に神戸でワンマンライブをすることに決めた。
僕は残る3ヶ月間、がむしゃらに働きながら音楽を届け続ける。言い訳はせず妥協もしない。必ず最高のライブをやってみせる。
だからもし、ライブに来ることを躊躇している人がいるのなら、勇気を振り絞って来て欲しい。身の回りに誘える人がいるのなら一緒に神戸に来て欲しい。
この波を皆で一緒に大きくしていきたい、そう切に願っています。
必ずお会いしましょう。